Leica Nova MS60 ダイナミックロック
Leica Captivateバージョン2.00のリリースに伴い、Leica Nova MS60 マルチステーションにダイナミックロック機能が搭載されました。これにより、#MS60を動くプリズムにロック(検知からの追従)する機能が大幅に向上しました。 お客様からは大好評をいただいています!
ここでは、トータルステーション ビジネスディレクターのHans-Martin Zoggが、このダイナミックロックの動作や使い道について解説します。
これまでは、ターゲットが望遠鏡の視野内にある場合を除いて、測量士や建設機械はトータルステーションがターゲットをロック(検知からの追従)するまで待たなければなりませんでした。たった数秒のことではありますが、積もり積もればその時間や費用は莫大になります。
これを、MS60 マルチステーションのダイナミックロック機能が変えました。たとえターゲットが動いていたとしても、マルチステーションはそのターゲットをロックでき、直ぐに追従するため、待機時間がなくなりました。
これは、以下のような動きを伴う使用状態に最適です。
1) マシンコントロール
2) ポールを置くことの多い場所での杭打ち
3) その他、動きの多い環境下
それでは、どのように機能するのかを簡単に説明します。これまでのMS60は、プリズムが望遠鏡の視野内を通過したときにのみ、動いているプリズムを検出してロックしていました。もちろん、望遠鏡の視野は1.5°程度と非常に狭いものです。新しいダイナミックロックでは、視野が+/-20°の垂直方向のレーザー走査角に拡大されました。そのため、この垂直走査範囲を横切るターゲットはすべて検出され、ロックされます。
実際にお使いいただくまで、どれだけ時間が節約できるかわからないと思いますので、ぜひお試しください!
動作の詳細については、How to動画をご覧ください:
よろしくお願いします。
Hans-Martin Zogg
トータルステーション ビジネスディレクター
Leica Nova MS60について